ドル円は143.60円付近で推移=NY為替
NY時間の終盤に入って、ドル円は143.60円付近で推移している。朝方に一時144.20円付近に上昇したものの、この日のADP雇用統計で雇用者数が予想外の減少となりドル安の反応から、ドル円も143円台半ばに一気に下落した。その後、買い戻しが見られたものの144円台での上値抵抗もあり、143円台に再び値を落とす展開。明日の米雇用統計の発表を控える中、ドル買い戻しも一服しているようだ。
本日144円台半ばに来ている21日線が上値抵抗となっているようで、その下での推移が続いている。依然としてドルショート・円ロングが積み上がっており、ドル円は下値での買い戻しも出るようだが、積極的な動きまでは見られていない。
ドルは下げこそ一服しているものの、3年ぶりの安値圏に留まっている。今後さらに下落の可能性があるとの指摘も少なくない。米国の例外主義という見方は依然として後退しており、政策の不透明さと一貫性の欠如を受けて、国際的な投資家は米国から資本を移し続けているとの指摘も出ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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