ポンド、リーブス財務相の発言も圧迫=NY為替
きょうもポンドドルは下値模索が続いており、1.30ドル台半ばまで下げ幅を広げている。年初から今年7月までの上昇波のフィボナッチ38.2%戻し水準を完全にブレイクしており、その場合、50%戻しの水準に到達する可能性が高まる。その水準は1.2945ドル付近にあり、心理的節目の1.30ドルを割り込むことになる。
一方、本日はポンド円も下げが強まり、200円割れを試す展開が見られている。21日線を下放れる動きを見せているが、目先は100日線が199円台半ばに来ており、意識される。
リーブス英財務相が財政課題について言及したこともポンドを圧迫。同財務相は、「高い借入コストへの対応が必要だ」と述べ、「前政権と世界的な貿易摩擦が英経済に悪影響を与えた」と指摘。この発言を今後の増税の可能性を示唆したと市場は受け止めた模様。同財務相は、債務削減は次期予算の最優先課題であり、英経済をより持続可能な基盤に戻すことを目指しているとも述べていた。
GBP/USD 1.3050 GBP/JPY 200.34 EUR/GBP 0.8806
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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