【海外市場の注目ポイント】4月の米耐久財受注速報値など
日本時間午後9時半に4月の米耐久財受注速報値が発表される。総合の大方の予想が前月比7.8%減、輸送用機器を除いた大方の予想が同変わらずとなっており、前月比では、総合が4カ月ぶりに減少する一方、輸送用機器を除くと2カ月連続の減少を免れるとみられている。米航空機大手のボーイングの受注機数は4月に2024年5月以来の1ケタ台となり、3月の20分の1以下に落ち込んでいる。こうした航空機受注の低迷の影響で4月の米耐久財受注速報値が予想を下回る結果になれば、ドルが売られる可能性がある。
また、日本時間午後11時には5月の米コンファレンスボード消費者信頼感指数も発表される。大方の予想は87.1となっており、前月の86.0を上回り、6カ月ぶりに上昇すると見込まれている。
さらに、このあとの海外市場では、欧米豪の中銀関係者が相次いで発言することになっている。日本時間午後4時にビルロワドガロー仏中銀総裁の会見、同午後5時にカシュカリ米ミネアポリス地区連銀総裁、ハウザー豪中銀(RBA)副総裁、センテノ・ポルトガル中銀総裁の討論会参加、同午後10時半にバーキン米リッチモンド地区連銀総裁のテレビ出演、同28日午前1時にナーゲル独連銀総裁の講演、同28日午前1時20分にシュレーゲル・スイス中銀(SNB)総裁の講演が予定されている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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