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【これからの見通し】日銀と米FOMCはいずれも据え置き見通し、円安圧力に

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【これからの見通し】日銀と米FOMCはいずれも据え置き見通し、円安圧力に

 今週の注目イベントである日銀と米FOMCの政策金利発表が迫っている。いずれも今回は政策金利の据え置き観測が広がっている。パウエル米FRB議長は利下げを急がない姿勢を明確にしている。日銀に関しては春闘での順調な賃上げが報じられているが、各報道機関からは今回の会合では据え置きとの観測報道が流れている。いわゆるリーク報道で、内容の確度は高そうだ。

 想定通りであれば、日米金利差縮小の動きはひと休みとなる。ドル円相場は150円に向けてじりじりと水準を上げてきている。投機筋の円買い・ドル売りポジションの短期ポジションが巻き返されることとなっているようだ。

 きょうの東京時間にはイスラエル・ハマス関連の地政学リスク報道が広がっている。米国とイランの関係も、イエメンの紅海における海賊行動で悪化。期待されている米露電話会談の内容はまだ伝わっていない。ロシアが譲歩をみせるのかどうかがポイントとなる。また、本日はドイツ議会で財政改革についての採決が行われる。事前報道によると緑の党が賛成することで、議会を通過しそうだ。欧州と米国との貿易戦争は膠着状態。リスク関連の材料は豊富だ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、香港雇用統計(2月)、ドイツZEW景況感指数(3月)、ユーロ圏貿易収支(1月)、カナダ消費者物価指数(CPI)(2月)、米住宅着工件数と住宅建築許可件数(2月)、米輸出入物価指数(2月)、米鉱工業生産指数と設備稼働率(2月)などが予定されている。

 独ZEW景況感は48.3と前回の26.0からほぼ倍の水準への回復が予想されている。ドイツ議会が財政改革案を承認すれば国防費増や景気対策によるGDP上振れに寄与することが期待されているもよう。ただ、昨日のOECD世界経済成長予測はトランプ関税の影響で伸びが下方修正されていた。イベント通過後のユーロ相場には注意が必要となろう。

 カナダ消費者物価指数は、前月比+0.6%(前回+0.1%)、前年比+2.2%(前回+1.9%)といずれも前回から上昇する見込み。ただ、水準自体は目標近辺に落ち着いたものとなる見込み。市場では年内あと2回程度の利下げを織り込んでいる。

 発言イベント関連では、レーン・フィンランド中銀総裁、エスクリバ・スペイン中銀総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁などのイベント講演などが予定されている。米20年債入札(130億ドル)が実施される。トランプ米大統領がロシアのプーチン大統領と電話会談を行う。ドイツ議会では財政改革案が採択される。日米金融政策会合が始まるが、発表はいずれも明日となる。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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