アジア株 香港株は大幅上昇、米中合意期待 14時1分までに中国は関税回避できるのか
アジア株 香港株は大幅上昇、米中合意期待 14時1分までに中国は関税回避できるのか
東京時間11:16現在
香港ハンセン指数 20731.36(+514.10 +2.54%)
中国上海総合指数 3250.60(休場)
台湾加権指数 22811.00(+116.29 +0.51%)
韓国総合株価指数 2499.16(+45.21 +1.84%)
豪ASX200指数 8415.40(+36.04 +0.43%)
アジア株は全面高、世界的な貿易摩擦懸念が緩和している。メキシコとカナダが土壇場で関税を回避できたことを受け、市場には安堵感が広がっている。ただ、日本時間4日14時1分には中国への関税が発動する予定となっており、警戒感は残ったままだ。トランプ米大統領は24時間以内に中国の習近平国家主席と関税やパナマ運河について協議するとしているが、時間までに中国は関税回避できるのか。
トランプ氏は中国との協議で進展見られなければ、中国に対する関税は「非常に大幅な」ものになると警告。また、メキシコカナダ、仮に中国も関税回避できたとしても、欧州やBRICSがまだ残っている。さらにトランプ氏は英国への関税も検討していると明かした。ただ、英国は関税回避できるだろうとコメントしており、市場は英国に対してはあまり警戒していないようだ。ただ、気まぐれなトランプ氏だ。やっぱり英国にも関税課す!と言うかもしれない。中国市場はきょうまで春節で休場、あす取引を再開する。関税回避できなければ、あすは大幅下落して始まるだろう。
香港株は大幅反発、12月10日以来の高値をつけている。米中合意期待が高まっている。シャオミやレノボ、JDドットコム、美団、アリババ、バイドゥなどハイテク関連が総じて上昇している。韓国市場でもサムスン電子やLGディスプレイ、SKハイニックスなどハイテク関連が上昇。オンライン決済サービスのカカオペイは11%超上昇。四半期決算の純利益が市場予想を上回ったことが好感されている。豪州と台湾は上昇も上値は重い。
執筆者 : MINKABU PRESS
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