日銀待ちのなか、トランプ発言でドル売りに=東京為替前場概況
東京午前のドル円は156.38円付近まで強含んだ。植田日銀の対話はほぼリークで構成されており、これまでの報道からすると日銀金融政策決定会合で追加利上げが決定される見通しだが、すでに織り込み済みとあってドル円は戻り歩調となっている。
ただ、トランプ米大統領が中国に対する追加関税を回避することが望ましいと発言したことを手がかりに対主要通貨ではドル売りが優勢。ユーロドルは1.0442ドル付近、豪ドルドルは0.6310ドル付近までドル安推移。発言が伝わった後のドル円の上値はやや重くなっている。
対ドルで欧州通貨やオセアニア通貨が堅調に推移しているため、クロス円は強含み。ユーロ円は163.10円付近、ポンド円は193.53円付近、豪ドル円は98.56円付近まで上昇。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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