ロンドン市場はユーロ売りで始まる、仏内閣に崩壊の危機=ロンドン為替
ロンドン市場はユーロ売りで始まる、仏内閣に崩壊の危機=ロンドン為替
ロンドン市場はユーロ売りで取引を開始した。仏予算案をめぐって、極右政党「RN」との対立が激化している。バルニエ仏内閣に対する不信任案を提出することが必至となっている。RN党首は奇跡が起きない限り、バルニエ内閣を倒すと息巻いている。
市場ではいわゆるフランス売りの動きとなっている。株式市場では仏CAC指数が1.2%安で取引を開始。債券市場では仏債が売られて、利回りが上昇。ベンチマークとなる独仏10年債利回り格差は、先週末から6bp拡大して一時86.5bpとなった。先週の予算発表後には90bpと2012年のユーロ危機以来の高水準となる場面もあった。
ユーロは対ドルで、その他主要通貨よりもアンダーパフォームしている。ユーロドルは一時1.0496レベルに安値を広げた。ユーロ円は157.59レベル、ユーロポンドは0.8277レベルまで安値を広げた。
EUR/USD 1.0507 EUR/JPY 157.82 EUR/GBP 0.8279
執筆者 : MINKABU PRESS
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