英CPIが予想を下回ればポンドは下落しやすい=NY為替
きょうの為替市場はドル売りが優勢となる中、ポンドドルは1.32ドル台を回復している。21日線を上放れる展開が見られており、上向きトレンドに回帰しそうな気配も見られている。目先は9月6日高値1.3240ドル、そして8月の直近高値1.3265ドルが上値メドとして意識される。
ポンドに関しては今週木曜日に英中銀の金融政策委員会(MPC)が控えているが、その前日の水曜日に8月の英消費者物価指数(CPI)が発表される。アナリストからは、英CPIが予想を下回る場合、ポンドが下落する可能性があるとの指摘が出ている。サービスインフレは7月の5.2%から5.6%に上昇すると広く予想されているが、他の先行指標が物価上昇圧力の緩和を示唆しているため、サービスインフレは予想よりも低くなる可能性があるという。
また、ポンドのロングが非常に積み上がっていることも要因として挙げている。最新のIMM建玉報告ではポンドの買い越しが過去最高を記録していた。
GBP/USD 1.3203 GBP/JPY 185.69 EUR/GBP 0.8425
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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