ドル円は下に往って来い、NZ利下げで値を落とす=東京為替概況
ドル円は下に往って来い、NZ利下げで値を落とす=東京為替概況
ドル円は昨日の海外市場で147円95銭前後から米生産者物価指数の弱さを受けて146円台半ば近くまで売りが出た。その後少し戻して始まると、朝の株高を好感し147円20銭近くまで上昇。
その後一転して146円08銭まで売りが出た。岸田首相が次期総裁選の不出馬を発表。この発表をきっかけに株売りが強まり、高値から600円近く下げる中で、円買いとなった。
ドル円は下げた後反転し、午後には147円台を付ける動き。その後146円70銭を付けたが、再び147円台を付ける展開となった。
NZ中銀金融政策会合の結果が11時に発表され、見方が分かれていた政策金利は0.25%の利下げとなった。専門家見通しでは据え置きがやや優勢、短期金利織り込みは利下げがやや優勢という状況だっただけに、発表後はNZドル売りが強まった。経済成長見通しで今年の第2四半期、第3四半期のマイナス成長、テクニカルリセッション入りが示されたほか、第4四半期での政策金利引き下げ見通しも示されたことで、NZドル売りが広がる形となった。0.6070ドル台で発表を迎え0.6020台まで急落。その後の戻りも鈍く0.6000台を付けている。対円では89円20銭前後で発表を迎え、88円00銭近くを付けている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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