【本日の見通し】ドル円は地合いは堅調も上値追いに少し慎重、第4四半期GDP速報値などに注意
【本日の見通し】ドル円は地合いは堅調も上値追いに少し慎重、第4四半期GDP速報値などに注意
19日の市場でドル円は155円00銭を挟んで上下する展開となった。18日の市場で米指標が軒並み強く出たこともあり154円台後半まで上昇して始まった19日のドル円は、東京午後にかけて上昇が継続し155円34銭を付けた。その後いったん利益確定の動きが広がり、中東情勢警戒のリスク回避の動きもあってロンドン午後にかけて154円54銭まで売りが出たが、すぐに反発に転じ、155円28銭と、東京午後の高値に迫る動き。その後155円00銭前後へ落としており、上下に振幅を見せた。
ドル高円安の流れが意識される展開ではあるが、上値追いにも少し慎重。下がると買いが出る展開が続きつつ、155円台後半を試す機会を窺う展開か。
注目は22時半の米第4四半期GDP速報値。米国の四半期GDPは昨年第1四半期のマイナス成長から一転、第2四半期の+3.8%、第3四半期の+4.4%とかなり強い伸びを示している。今回は+3.0%と伸びが鈍化も、水準的にはかなり高いところでとどまるとみられている。GDP全体の約7割を占める個人消費が+2.6%と前期の+3.5%からは鈍化も堅調さを維持するとみられることや、ここにきて高まるAIデータセンター投資などを受けて、設備投資の伸びが強まり、全体を支えると期待されている。関税の影響を受けた輸入の減少も、前期時点でかなり落ち着いていた。昨日発表された12月の貿易収支で赤字が予想を大きく超えていたことは警戒材料であるが、10月、11月の落ち着いた数字もあり、影響は限定的となりそう。
警戒ポイントは10月1日から43日間続いた連邦政府機関閉鎖の影響。予想に反映されているとはいえ、不透明な部分が大きく、予想からのブレにつながるものとなりそう。
米第4四半期GDPが予想を上振れした場合、当面の利下げはないとの見方がもう一段強まり、ドル買いとなる可能性がある。
ユーロドルはドル高を受けて1.1742ドルまで一時売りが出た。上値の重さが印象的で、レンジが切り下がった印象。1.17台での推移を中心にもう一段の下げを意識する展開か。
ユーロ円は東京午後に183円台を付けたが、その後対ドルでのユーロ売りやドル円の高値からの調整売りに上値を抑えられた。中東情勢などをにらみ、ドル主導の展開になると、ユーロ円などクロス円は方向性のはっきりしない展開となりそう。ただ、ドル円が156円台に向けた動きを強めると、円安の勢いが勝り、上値トライとなる可能性がある。
ポンドドルはユーロドル同様にドル高を受けて1.34台前半まで下げた。18日の英物価統計を受けて、英中銀による早期の利下げ期待が強まっていることも、ポンドの重石。展開によっては1.3400ドルを試す流れもありそう。
ポンド円は東京午後に209円50銭台まで上昇後、ユーロ円同様に対ドルでのポンド売りなどに売りが出た。ポンド安と円安が交錯する展開ではっきりした方向性が見えにくい。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。





