FX/為替「ドル/円今日の予想」 外為どっとコム トゥデイ 2026年2月12日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年2月12日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼11日(水)の為替相場
(1):中国CPI 予想を下回る
(2):RBA副総裁「インフレは高すぎる」
(3):良好な米雇用統計
(4):カンザスシティ連銀総裁「金融引き締め政策を維持するのが適切」
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:152円台の下値を維持できるかが焦点/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
11日(水)の為替相場

期間:11日(水)午前7時10分~12日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国CPI 予想を下回る
中国1月消費者物価指数(CPI)は前年比+0.2%となり市場予想(+0.4%)を下回った。また同生産者物価指数は前年比-1.4%と予想(-1.5%)以上に前月(-1.9%)から下落幅は縮小したものの、39カ月連続でマイナスとなった。
(2):RBA副総裁「インフレは高すぎる」
ハウザー豪準備銀行(RBA)副総裁は「インフレは依然として高すぎる」と述べ、「RBAは必要であれば引き締め措置を取る」「政策バイアスは依然としてタカ派的だ」との見解を示した。
(3):良好な米雇用統計
米1月雇用統計で非農業部門雇用者数は13.0万人増と市場予想(6.5万人増)を大幅に上回った。12月分は5.0万人増から4.8万人増へ下方修正された。1月失業率は4.3%となり市場予想を下回り、前月(ともに4.4%)から低下した。また、平均時給は前月比が+0.4%と予想(+0.3%)を上回った、前年比は予想通り+3.7%だった。同時に発表された2025年3月までの1年間の年次改定は86.2万人の下方修正となったが、昨年9月に発表された推計値(91.1万人下方修正)よりも修正幅は小さかった。
(4):カンザスシティ連銀総裁「金融引き締め政策を維持するのが適切」
米カンザスシティ連銀のシュミッド総裁は「現在の金利水準が経済を抑制しているという証拠は見当たらない」と述べ、「 さらなる利下げはインフレ高進の長期化を招く可能性がある」として、「インフレ率が3%近辺にある状況では、金融引き締め政策を維持するのが適切」との見解を示した。
11日(水)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:152円台の下値を維持できるかが焦点
昨日のドル/円は約0.7%下落。前日終値に比べ1円あまりドル安・円高の153.30円前後で取引を終えた。米1月雇用統計の発表直後にはドルを買い戻す動きが強まり154.60円台へ上昇する場面もあったが、衆院選後の円買い戻しの流れが再開すると152.56円前後まで下落した。衆院選で自民党が圧勝したことを受けて、むしろ過度な財政不安が和らいだとの見方などから円を買い戻す動きが続いており、衆院選後の3営業日で最大5円、終値ベースで約4円下落した格好だ。本日のドル/円は、下げ過ぎの反動が見られる可能性もあるが、米1月雇用統計がポジティブサプライズとなったにもかかわらず下落が止まらなかった昨日の展開を踏まえると、続落リスクをより強く意識しておく必要があろう。チャートポイントは日米レートチェック観測をきっかけに付けた1月27日安値の152.09円前後となる。この水準を下抜けると下げ足がさらに速まることも考えられる。152円台の下値を維持できるかが本日の焦点となりそうだ。
注目の経済指標:英GDP

注目のイベント:ECB高官発言
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株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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