ユーロドルは下げ渋るも上値重い ドイツの生産は減少を続ける可能性=NY為替
本日もドル高の動きが一服する中で、ユーロドルは下げ渋る動きが見られ1.07ドル台後半まで戻している。ただ、積極的に戻りを試す展開までは見られず、本日1.0785ドル付近に来ている100日線に上値を拒まれている。
本日は12月のドイツ鉱工業生産が発表になっていたが、予想以上の減少を示していた。弱い鉱工業生産は景気低迷を助長し、ドイツ経済のマイナス成長の大きな理由となる。12月は前月比1.6%減少したが、先月発表された第4四半期のドイツGDP速報値は0.3%のマイナス成長となっていた。
エコノミストはこの先も良い兆候はないと指摘。12月の受注は大口を除くと2.2%減少しており、新年最初の数カ月は生産が減少し続ける可能性を示唆しているという。クリスマス休暇が12月の落ち込みに一役買い、1月に若干の反動増をもたらす可能性もあるが、それでも生産の減少傾向は変わらないだろうと指摘している。
*ドイツ鉱工業生産指数(12月)16:00
結果 -1.6%
予想 -0.4% 前回 -0.2%(-0.7%から修正)(前月比)
結果 -3.0%
予想 -2.3% 前回 -4.3%(-4.8%から修正)(前年比)
EUR/USD 1.0763 EUR/JPY 159.39 EUR/GBP 0.8526
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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