景気後退への懸念とFRBの強硬姿勢でドルは堅調に推移する可能性=NY為替
きょうの為替市場はNY時間に入ってややドル売りの動きが見られるものの、基本的には方向感のない値動きが続いている。ドル円は136円台での推移。一時137円台まで買い戻されていたものの、NY時間にかけて136円台に伸び悩む動きが見られている。来週の米消費者物価指数(CPI)やFOMCを巡って様子見気分が強く、積極的な動きまでは見られていない状態。
世界的な景気後退への懸念が高まっており、投資家が安全資産に逃避し、FRBがインフレに対抗し続ける中、ドルは引き続き支持されるとの見方も出ている。金融市場は現在、2023年の景気後退という見方に落ち着きつつあるようだ。そのような中、FRBがタカ派的である限り、ドルは良好なパフォーマンスを示すはずだという。
ドル円の200日線は134.95円付近に来ており、目先はその水準を試しに行くか注目される。一方、上値は138.65円付近に21日線が来ている状況。
USD/JPY 136.38 EUR/JPY 143.81
GBP/JPY 166.87 AUD/JPY 92.43
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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