来年も円のボラティリティは高止まりする可能性が高いとの指摘=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は力強い値動きを堅持しており、一時155.70円付近まで上げ幅を伸ばしている。アナリストが2026年の見通しと市場戦略レポートを公表しており、その中で来年も円のボラティリティは高止まりする可能性が高いと述べている。
日銀による利上げとFRBの利下げによって日米金利差が縮小し、日本の金融機関が資本を本国に還流させ、国内資産への投資を増やす動きが促されると指摘している。
一方、財政への懸念の高まりや、日本の長期国債の利回り上昇(価格下落)は、海外投資家による円建て資産の売却につながる可能性があるとも指摘
高市政権は、企業収益と賃上げを支えるために適度に弱い円を容認すると見ているものの、さらなる円安を意図的に引き起こすような政策は回避するのではとも付け加えた。
なお、2026年末のドル円の見通しは142円と予想している。
USD/JPY 155.55 EUR/JPY 180.21
GBP/JPY 204.60 AUD/JPY 101.33
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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