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ダウ平均は続落 本日もリスク回避の雰囲気継続=米国株概況

株式 

NY株式18日(NY時間16:22)(日本時間06:22)
ダウ平均   46091.74(-498.50 -1.07%)
S&P500    6617.32(-55.09 -0.83%)
ナスダック   22432.85(-275.22 -1.21%)
CME日経平均先物 48855(大証終比:+355 +0.73%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。本日も前日からの雰囲気を継続し、ダウ平均は一時676ドル安まで下落する場面も見られた。

 AI関連の高バリュエーションに対する懸念からIT・ハイテク株の下落が続いたほか、暗号資産市場でビットコインが一時9万ドルを割り込んだことが市場のセンチメントを重くした。

 明日の引け後に決算を控えているエヌビディア<NVDA>が下落し、パランティア<PLTR>、アマゾン<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>も下落。アマゾンとマイクロソフトはアナリストによる「中立」への投資判断引き下げも伝わっていた。

 エヌビディアは今月に入って8%下落しているが、今年のAI主導の相場上昇の強さを巡る議論の中心となっている。高バリュエーションや、IT大手によるAI関連の設備投資のための相次ぐ巨額の社債の発行もあり、市場はAIのファンダメンタルズへの懸念を高めているようだ。

 アルファベット<GOOG><GOOGL>のピチャイCEOは英BBCとのインタビューで、「現在のAIブームには、一部に非合理性があり、バブルが崩壊した場合に影響を免れる企業はない」と述べていた。

 ビットコインは一時9万ドルを割り込み、10月初旬の最高値からの下落が続いている。多くのIT・ハイテク株への投資家が、同時に暗号資産も多く保有しており、ビットコインの急落は株式市場のさらなる下押しに繋がるのではとの懸念も出ているようだ。

 ストラテジストは「ここ数週間で市場の語り口調は劇的に変化しており、AIに関する市場の反応は、設備投資拡大を肯定的に評価していた段階から、さらなる投資と将来リターンに対する急速な懐疑へと急旋回している」と指摘。その上で「実需の投資家とテクニカル勢のポジションが極端に偏っていることも相まって、急速なリスク削減とそれに伴うナラティブの修正が起きている」と述べた。

 さらに、FRBは12月に利下げを見送るのではという懸念も強まっている。短期金融市場での12月の利下げ確率は50%未満に低下しており、1カ月前の90%超から大きく後退。

 投資家はFRBが景気を下支えし、株高の正当化に必要な低金利環境を維持することを期待していた。今週は10月分のFOMC議事録と9月の米雇用統計の発表が、それぞれ水曜日と木曜日に控えている。

 ホームセンター最大手のホーム・デポ<HD>が決算を受け下落。第3四半期は嵐がほとんど発生しなかったことで、一部カテゴリーに想定以上の下押しが発生。業績は見込みを下回った。

 医療機器のメドトロニック<MDT>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。26年度通期ガイダンスも公表し、1株利益のレンジ下限を上方修正したほか、予想を上回る既存事業売上高の見通しを示した。

 メルク<MRK>が上昇。希少なタイプの高血圧を対象とした中間臨床試験が主要目標を達成したと発表した。肺高血圧の成人患者を対象に、ウィンレヴェアが検証された。

 オーストラリアの建材メーカー、ジェームス・ハーディ・インダストリーズ<JHX>が決算を受け上昇。26年度の通期ガイダンスではEBITDAの見通しを上方修正したほか、各部門の売上高見通しも上方修正している。

 セキュリティーのクラウドフレア<NET>が下落。チャットGPTやXで本日、ユーザーがアクセスできなくなる障害が発生した。セキュリティー企業のクラウドフレアが世界的なネットワーク障害の復旧を進める中で起きた。

 システム開発のクリアウォーター・アナリティクス<CWAN>が上昇。投資会社のトーマ・ブラボーが同社に買収提案を行ったと伝わった。

 半導体のCEVA<CEVA>が大幅安。増資計画を発表した。金融機関を通じて300万株を公開する。

 空飛ぶタクシーのアーチャー・アビエーション<ACHR>が上昇。自社のeVTOL「ミッドナイト」に使用している電動パワートレイン技術を米国のアンドリル社とUAEのエッジ・グループに供給する計画を発表した。

 ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)<WBD>が上昇。パラマウント・スカイダンス<PSKY>がサウジやカタール、アブダビの各国の政府系ファンドと投資コンソーシアムを結成し、WBDへの買収提案を提出したと伝わった。

 産銅のフリーポート・マクモラン<FCX>が上昇。泥流事故で操業を停止していたインドネシアのグラスバーグ鉱山で大規模生産を再開する計画を発表した。

ホーム・デポ<HD> 336.48(-21.55 -6.02%)
メドトロニック<MDT> 100.80(+4.52 +4.69%)
メルク<MRK> 96.43(+3.57 +3.84%)
ジェームス・ハーディ<JHX> 17.83(+1.14 +6.83%)
クラウドフレア<NET> 196.53(-5.72 -2.83%)
クリアウォーター<CWAN> 20.83(+0.86 +4.31%)
CEVA<CEVA> 20.16(-3.42 -14.50%)
アーチャー・アビエーション<ACHR> 7.61(+0.19 +2.56%)
ワーナーブラザース<WBD> 23.69(+0.95 +4.18%)
パラマウント・スカイダンス<PSKY> 16.09(+0.36 +2.29%)
フリーポート<FCX> 40.00(+1.00 +2.56%)

アップル<AAPL> 267.44(-0.02 -0.01%)
マイクロソフト<MSFT> 493.79(-13.70 -2.70%)
アマゾン<AMZN> 222.55(-10.32 -4.43%)
アルファベットC<GOOG> 284.96(-0.64 -0.22%)
アルファベットA<GOOGL> 284.28(-0.74 -0.26%)
テスラ<TSLA> 401.25(-7.67 -1.88%)
エヌビディア<NVDA> 181.36(-5.24 -2.81%)
メタ<META> 597.69(-4.32 -0.72%)
AMD<AMD> 230.29(-10.23 -4.25%)
イーライリリー<LLY> 1030.05(+8.35 +0.82%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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