リスク警戒の動きが上値を抑える=オセアニア為替概況
リスク警戒の動きが上値を抑える=オセアニア為替概況
豪ドル円は朝の100円80銭―90銭の推移から売りが出た。昼前から少し下げると、午後に入って100円15銭まで大きく下げている。株安を受けたリスク警戒の円買いなどが重石。
午前の豪中銀議事要旨は今後発表される経済指標が上振れした場合、政策金利を現行水準に当面据え置く可能性があるとの見解を示す一方、追加緩和を予想するシナリオもあるとした。中銀声明などで慎重姿勢が示されていたこともあって、タカ派的な面への反応は鈍かった。
対ドルでは0.6500前後が重くなり、昼過ぎに0.6465を付けた。その後少し戻している。
NZドル円は87円80銭前後からこちらも午後に入ってのリスク警戒の高まりに売りが強まり、87円35銭を付けた。対ドルでも昼過ぎにかけて売りが広がり、朝の0.5660前後から0.5638を付けている。
今週の主な指標
豪州
11/19 08:30 Westpac先行指数 (10月) 前回 -0.03% (前月比)
11/19 09:30 賃金指数 (2025年 第3四半期) 予想 0.8% 前回 0.8% (前期比)
11/19 09:30 賃金指数 (2025年 第3四半期) 予想 3.4% 前回 3.4% (前年比)
NZ
11/19 06:45 生産者物価指数 (2025年 第3四半期) 前回 0.6% (前期比)
11/21 06:45 貿易収支 (10月) 前回 -13.55億NZドル (貿易収支)
執筆者 : MINKABU PRESS
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