ポンドドル、1.31ドル台で上下動 明日は英CPI=NY為替
*英消費者物価指数(CPI)(10月)19日16:00
予想 0.3% 前回 0.0%(前月比)
予想 3.5% 前回 3.8%(前年比)
予想 3.4% 前回 3.5%(コア・前年比)
予想 3.4% 前回 3.5%(サービス・前年比)
きょうのポンドドルは方向感のない展開が続いており、1.31ドル台での上下動に終始している。一方、ポンド円は東京時間に204円台に伸び悩む場面があったものの、しっかりと維持。10月下旬に上値を拒まれた水準を上回って推移しており、10月8日の年初来高値205.30円付近を視野に入れた展開は続いている。
明日は10月分の英消費者物価指数(CPI)が発表される。英雇用統計、GDPと弱い内容が相次ぎ、市場は12月の利下げ期待を高めている。明日のCPIもインフレの落ち着きを示すようであれば、決定打になりそうだ。市場では前年比で前回よりも鈍化が見込まれている。短期金融市場では12月利下げの確率を80%程度で織り込んでいる状況。
本日は英中銀のチーフエコノミスト、ピル委員の講演が伝わっていたが、英国の物価上昇圧力は総合インフレの推計が示すほど強くはないと述べていた一方、現時点での追加利下げには消極的な考えも示していた。インフレに及ぼす一連の特殊要因は恐らく一時的だとしつつ、家計や企業に対する一連の経済的ショックが、価格設定や賃金設定の行動を変えた可能性があるとの懸念を改めて表明していた。
GBP/USD 1.3146 GBP/JPY 204.34 EUR/GBP 0.8807
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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