株安などを受けたリスク警戒の円買いが午後に強まる=東京為替概況
株安などを受けたリスク警戒の円買いが午後に強まる=東京為替概況
午後に入って株安が加速したことなどを受けたリスク警戒の円買いがドル円の重石となり、午後に154円82銭を付けた。午前中一時1200円超の下げとなった日経平均は891円安と少し持ち直す展開となったが、午後に入って売りが加速。1600円超の下げで引けるなど売りが広がった。財政赤字懸念から日本長期債利回りの上昇が午後に入って見られたが、その後利回りが低下、安全資産の債券買いの動きが広がるなど、市場全体にリスク警戒ムードが広がった。ドル円は155円を割り込んだ後、ストップロス注文を巻き込む形でドル売り円買いが広がった。
クロス円でも円買いが優勢。ユーロ円は179円90銭を挟んでの推移から179円61銭まで売りが出た。その後いったん179円90銭台に戻すも、再び売りが出るなど軟調。ポンド円は204円ちょうどを割り込んで売りが加速。203円70銭を付けた。その後204円10銭台を回復としっかりの動きも、再び売りが出ている。
ユーロドルは午後に入ってドル安の動きから1.16台を回復。1.1604を付けた。ポンドドルも1.3150前後から1.3164を付けている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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