ユーロ、米経済指標前にドルに対し上昇余地 年末までに1.18ドルまでの上昇を予想=NY為替
きょうのユーロドルは1.16ドルを挟んでの一進一退が続いている。1.16ドル台では上値が重くなるものの、1.15ドル台では買いが入り底堅い動き。一方、ユーロ円は180.20円を付けた後にやや上値を重くしているものの、ユーロ発足以来の最高値圏での推移は維持している。
アナリストは、ユーロドルはまだ上昇余地があると述べている。過小評価されており、下落よりも上昇の余地の方が大きいという。記録的な長期間となった米政府機関閉鎖が先週に終了したことを受け、遅延していた米経済指標が12月FOMCまでに大量に発表される予定。
遅れていた9月の米雇用統計は今週の木曜日に発表される。同アナリストは「米経済指標の発表が始まれば、ドルにとってリスクは下振れに傾いており、12月の利下げが再び市場のベースケースになると予想している」という。また、ユーロドルは年末までに1.18ドルまでの上昇を予想しているとも述べた。
EUR/USD 1.1577 EUR/JPY 179.89 EUR/GBP 0.8811
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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