ユーロドル、年末までに1.15ドルまで下落との弱気な見方も=NY為替
ユーロドルはNY時間に入って伸び悩んでおり、1.19ドル台前半に値を落としている。FOMC後の市場の動揺でユーロドルは1.18ドル台まで下落する場面が見られたものの、現在のところは1.19ドル台に下げ渋っている。しかし、上値は次第に重くなっている印象で、重要な心理的節目である1.20ドルを試す動きまでは見られていない。
市場からはECBとFRBの金融政策スタンスの格差から、年末までに1.15ドルに下落する可能性があるとの指摘も出ている。昨年の深刻な景気後退から回復はしているものの、米国と比較してユーロ圏の回復は弱く、双方の金融政策の相違は正当化されるという。
FRBは先週のFOMCでタカ派よりに舵を切った。一方、9月に示されるであろうECBの戦略見直しは、正常化が依然として遠い道のりにあることを強調するはずだという。
EUR/USD 1.1928 EUR/JPY 132.28 EUR/GBP 0.8571
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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