日銀会合後に円売り強まる=東京為替概況
日銀会合後に円売り強まる=東京為替概況
ドル円は日銀金融政策決定会合で利上げへの動きが強まらなかったことを受けて円売りとなった。昨日NY午後のFOMC後のパウエル議長会見で市場の12月利下げ期待をけん制したことでドル高となり、ドル円も153円台を一時回復。ただ、153円台でのドル買いに慎重で東京市場は午前中に利益確定売りなどが優勢となった。
日銀会合の結果発表前に152円16銭まで下げたが、発表後に一気に円売りとなった。利上げ主張が前回と同じ高田委員、田村委員に限られ、市場が期待した人数の増加が見られなかったことや、展望レポートでの2025年物価見通し中央値が前回7月分の発表と同じ水準となったことなどから、日銀の利上げ期待が後退。円売りを誘った。152円90銭台まで急騰した後も、ドル高円安が継続し、153円14銭を付けている。高値を付けた後いったん調整となり152円50銭台を付けたが、その後再び153円台を付けるなどしっかり。
ユーロ円は176円82銭まで会合前に下げていたが、177円97銭まで上昇。ポンド円は201円ちょうど前後から202円20銭台までと、クロス円も軒並みの円安。
ユーロドルは1.16台前半推移。米中協議などを受けてややしっかりも値幅は限定的。ポンドドルは1.3200を挟んでの推移。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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