トランプが市場を不安にさせる リスク回避で円とスイスフラン上昇 米債利回り低下
トランプが市場を不安にさせる リスク回避で円とスイスフラン上昇 米債利回り低下
トランプが米国の景気後退の可能性を否定しなかったことで金融市場に不安が広がっている。関税や連邦政府職員の大量解雇による米景気悪化が懸念されており、リスク回避で円とスイスフランが上昇。豪ドルの下げがきつい。米国債への逃避買いが見られ時間外で米10年債利回りは低下。ドル円はきのうの安値を下回り146.54円付近まで下落、昨年10月以来の安値をつけている。日経平均は900円安。
日銀の早期追加利上げ観測が一段と高まっているが、足元の円高進行やトランプによる米景気悪化リスクを受け、日銀が慎重になる可能性もある。ただ、利上げ観測が後退してもリスク回避姿勢が強まれば円買いは一段と強まるだろう。

執筆者 : MINKABU PRESS
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