円安続く、ドル円は6月23日以来の高値圏=東京為替概況
円安続く、ドル円は6月23日以来の高値圏=東京為替概況
昨日の市場で146円98銭まで上昇したドル円は、朝のドル買い円売りで147円台に乗せ、いったんは146円60銭台まで調整が入るも、昼前から再び円安が強まり、147円台にしっかり乗せて午後に147円18銭を付けている。
先週の米雇用統計以降の米早期利下げ期待後退によるドル高に加え、トランプ関税を受けた円売りが継続。主要輸出企業への影響を意識した日本売りの動きなどがドル円の支えとなっている。
もっとも行き過ぎ感も出てきており、ロンドン勢の参加を前にした時間帯から少し調整が入り、146円台を付ける動きとなっている。
クロス円も基本的にしっかり。ユーロ円は朝の171円70銭台からドル円の147円トライで172円台に乗せると、その後も高値圏で推移。172円28銭まで上値を伸ばしている。対ドルでのユーロ買いもあり、ドル円が高値から調整売りとなる局面でも押し目は限定的に留まった。
ユーロドルは1.17台前半推移。朝の1.1730前後からドル高を受けて一時1.1702を付けたが、その後反発するなど、堅調地合いが見られる。
11時に発表されたNZ中銀政策金利は大方の予想通り政策金利据え置きとなった。NZ中銀は前回まで6会合連続利下げを実施していた。発表後は少し買いが入る場面も、基本的に想定通りということで値幅は限定的。上値を抑えられると、一転してNZドル売りとなり、発表前水準を下回る動きとなった。
昨日政策金利を大方の利下げ予想に反して据え置いた豪中銀。今日は副総裁が今後の不透明感を強調したこともあり、少し売りが出る場面が見られたが、続かず、下げ分を戻す展開。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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