ドル円、昨年12月初めの安値に一時顔合わせ=NY為替
ドル円はその後、下げを一服させており、149円ちょうど付近に戻している。この日発表になった2月の米消費者信頼感指数が98.3と100を下回り、昨年6月以来の低水準となった。先週のミシガン大消費者信頼感指数に続き、家計のセンチメントが低下していることを示唆する内容となっている。
インフレが高止まりしていることや、トランプ大統領の関税政策、そして徐々に冷え込みつつある労働市場が消費者のセンチメントを圧迫している。これを受けて短期金融市場ではFRBによる年内2回の利下げを完全に復活させている。
米株式市場や原油に売りが強まる中、為替市場はリスク回避の円高の動きが見られ、ドル円は一時148.60円付近に下落。昨年12月初めの安値水準に一時顔合わせしたが、その水準を完全にブレイクするようであれば、チャートは三尊天井を形成し、下向きのサインが点灯する。
USD/JPY 148.85 EUR/JPY 156.37
GBP/JPY 188.36 AUD/JPY 94.24
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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