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FX/為替「ドル/円、硬軟織り交ぜた関税政策で方向感出にくい」 外為どっとコム トゥデイ 2025年6月2日号

マネ育チャンネル 

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2025年6月2日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼30日(金)の為替相場
(1):豪経済指標発表
(2):独経済指標 まちまちの結果
(3):注目の米PCEデフレーター公表
(4):米大統領 中国関税について発言

▼30日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:上値の重い展開が予想される/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

30日(金)の為替相場

期間:30日(金)午前6時10分~31日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪経済指標発表

豪4月小売売上高は前月比-0.1%と市場予想(+0.3%)に反して減少した。減少は昨年12月以来、4カ月ぶり。同時に発表された豪4月住宅建設許可件数も前月比-5.7%と市場予想(+3.0%)に反する落ち込みとなった。

(2):独経済指標 まちまちの結果

独5月消費者物価指数(CPI)・速報値は前年比+2.1%と予想通りに前月と同率の伸びとなった。一方、欧州連合(EU)基準CPIは前年比+2.1%と前月(+2.2%)から鈍化したものの、市場予想(+2.0%)は上回った。これより前に発表された独4月小売売上高は前月比-1.1%と市場予想(+0.2%)に反して大幅に落ち込んだ。

(3):注目の米PCEデフレーター公表

米4月個人消費支出(PCE)は前月比+0.2%と予想に一致。同PCEデフレーターは前年比+2.1%と市場予想(+2.2%)及び前月(+2.3%)を下回る伸びとなった。食品とエネルギーを除いたコアPCEデフレーターは前年比+2.5%と予想通りに前月(+2.7%)から鈍化した。その後に発表された米5月ミシガン大消費者信頼感指数・改定値は52.2となり、市場予想(51.5)以上に速報値(50.8)から上方修正された。

(4):米大統領 中国関税について発言

米国のトランプ大統領は、中国との関税協定について「われわれが結んだ合意の大部分に違反した」と発言。「しかし、私は習主席と話をするつもりだ。共にうまく解決できることを期待している」と付け加えた。なお、トランプ大統領はこれより前、SNSに「中国は米国との合意を完全に破った」「ミスター・ナイスガイでいるのはもうやめだ」などと投稿していた。

30日(金)の株・債券・商品市場

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<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:方向感出にくい

30日のドル/円相場は0.1%未満の小幅安。取引レンジは143.44~144.46円前後だった。世界的な貿易戦争を巡る懸念が上値を抑えた一方、月末に絡んだドル需要が下値を支える形で方向感が出ず、144.04円前後で5月の取引を終えた。なお、米国のトランプ大統領は取引終了後に鉄鋼・アルミ関税を6月4日から50%へ引き上げると表明。これを受けて本日のドル/円は143円台後半へとやや水準を下げて取引が始まっている。もっとも、トランプ氏は30日に「合意を完全に破った」と非難した中国については、習近平主席と会談する意向を示し対話に前向きな姿勢を強調。ハセット米国家経済会議(NEC)委員長は1日、今週中にも米中首脳電話会談が行われるとの見通しを示した。トランプ米政権の関税政策は硬軟織り交ぜながら遂行中と見られ、一方的なドル売り材料になりにくいと考えられる。
本日のドル/円は143円台前半では底堅い一方で、144円台半ばでは上値が重くなりそうだ。材料面ではNYタイムに発表される米5月ISM製造業景況指数(予想49.5)に注目したい。そのほか、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がイベントに出席し開会のあいさつを行う予定となっている。

注目の経済指標:米ISM製造業景況指数

注目のイベント:FRB議長発言

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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