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円売り先行も次第に落ち着く、ECB理事会や米貿易統計待ちに=ロンドン為替概況

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円売り先行も次第に落ち着く、ECB理事会や米貿易統計待ちに=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、円売りが先行したが次第に値動きは落ち着いてきている。欧州株や米株先物・時間外取引が堅調に推移しており、独DAX指数は連日の取引時間中の最高値を更新した。円相場は東京時間に超長期債の発行が減額されるとの思惑などで円安に動いたが、ロンドン序盤もその流れが続いた。ドル円は143.40付近まで高値を伸ばした。ユーロ円は163円台後半、ポンド円は194円台半ば、豪ドル円は93円台前半へと高値を更新。ドル相場は前日の下落に対する調整もあってややドル高の動きをみせたが、足元ではその動きも一服。ユーロドルは1.14台前半、ポンドドルは1.35台半ばから後半での取引が続いている。そのなかでは豪ドル/ドルは0.93台後半へと底堅く推移しており、豪ドル円とともに堅調に推移している。ユーロ対ポンドではユーロ売りが優勢。このあとのECB理事会では25bp利下げが市場に織り込まれており、経済見通しやラガルドECB総裁会見待ちとなっている。また、米国では貿易収支や新規失業保険申請件数などの発表が予定されている。イベントを控えて値動きは次第に落ち着いてきている。

 ドル円は143円台前半での取引。東京朝方の142.53近辺を安値に買いが継続。ロンドン序盤には143.40近辺まで高値を伸ばした。しかし、足元では143円台前半でやや上値を抑えられた推移となっている。日本の超長期債発行減額観測や欧州株などの堅調な動きが円安を誘っているが、足元ではECB理事会や一連の米経済指標発表を控えて値動きは一服している。

 ユーロドルは1.14台前半での取引。1.1405から1.1435までの狭いレンジで揉み合っている。ユーロ円は円売り圧力を受けて堅調に推移。東京早朝の162.90付近を安値にロンドン序盤には163.67近辺に高値を伸ばしている。足元では163円台半ば付近に高止まりしている。対ポンドではややユーロ売りに押されている。ドイツ製造業受注は予想を上回ったが、ユーロ圏生産者物価指数は予想以上の鈍化とまちまちの結果だった。ECB理事会では25bp利下げの見方が優勢。焦点は次回以降の金利動向に。

 ポンドドルは1.35台後半での取引。東京午前の1.3541近辺を安値に、ロンドン時間にはやや上放れの動き。高値を1.3585付近へと小幅に更新している。ポンド円はドル円とともに堅調な動き。東京朝方の193.27近辺を安値に、ロンドン序盤には194.52近辺まで上伸した。その後も194円台で高止まりしている。ユーロポンドは0.8411-0.8431のレンジでユーロ売り・ポンド買いの流れとなっている。英中銀調査のDMPインフレ予想は1年見通しが3.0%と前回の3.1%から小幅に低下した。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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