アジア株 上海株は冴えない、米中協議行き詰まりを警戒 中国はより強硬に
アジア株 上海株は冴えない、米中協議行き詰まりを警戒 中国はより強硬に
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 23760.34(+106.31 +0.45%)
中国上海総合指数 3378.82(+2.62 +0.08%)
台湾加権指数 21648.73(+30.64 +0.14%)
韓国総合株価指数 2798.22(+27.38 +0.99%)
豪ASX200指数 8534.70(-7.14 -0.08%)
インドSENSEX30種 81354.63(+356.38 +0.44%)
アジア株はまちまち。
上海株と豪州株は冴えない、米中協議の行き詰まりが警戒されている。
中国習近平国家主席は新しい交渉担当に次回の米中貿易交渉ではより強硬な姿勢を取るよう指示、中国は強硬姿勢を貫けば勝てると確信しているようだ。仮に首脳会談が実現しても関係改善につながる可能性は低く、一部では90日間の休戦終了後は互いに100%の関税に戻すとの声も聞かれる。
米政権は連日のように米中首脳会談が近く実施されるとしているが、中国側は何もコメントしていない。トランプ氏は「習氏のことは好きだが交渉するにはタフな相手だ!」とコメントしており、米中協議行き詰まりの兆候が見え始めている。
トランプが世界中に喧嘩を売る中、中国は着々と脱米国依存を進めている。7月にはWTO会合に合わせて中国と欧州の貿易担当が会談する見通しで、7月下旬には中国で中国-欧州首脳会談が予定されている。対EU関税警告や鉄鋼アルミ関税引き上げを受け欧州と米国の関係は悪化しており、これは中国にとってチャンスだ。
香港株市場では不動産株が総じて上昇。米モルガンスタンレーが不動産開発会社の華潤置地の目標株価を引き上げたことが好感されている。
韓国株は続伸、新政権への期待が高まっている。米ゴールドマンサックスは新政権による大規模な財政刺激策や米韓貿易交渉の進展が期待できると指摘。

執筆者 : MINKABU PRESS
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