ドル円、150円を割り込む 日銀の早期利上げ期待が円高誘発=NY為替序盤
きょうの為替市場、NY時間に入ってドル円再び下値模索となっており、節目の150円を割り込んでいる。12月9日以来。ややドル安の動きが出ていることもさることながら、円高の動きがドル円を圧迫している。ユーロ円、ポンド円も下落。
日銀の早期利上げ期待が円高を誘発。日銀の高田審議委員の講演が伝わっていたが、堅調な設備投資や賃上げ、価格転嫁の継続など前向きな企業行動の持続性が確認されれば、金融緩和度合いのさらなる調整を進めることが必要と説明していた。「一段のギアシフトを進める局面」と語っている。
今週の日本の10-12月のGDP1次速報が、予想を上回る内容となったが、明日の1月の全国消費者物価も高めの数字が予想される中、日銀の早期利上げ期待がさらに裏付けられるのではと、市場は見ているようだ。
また、先ほどベッセント財務長官のインタビューが伝わっていたが、他国の通貨操作を望まないと語っていた。
なお、日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
20日(木)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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