ポンド、英中銀の予算に対する評価で小幅上昇の可能性=NY為替
きょうのポンドドルは1.30ドル手前まで買い戻される場面が見られたものの、NY時間に入って1.30ドル台を回復することなく伸び悩んでいる。本日の21日線と100日線が1.30ドルちょうど付近に来ているが、その水準で上値を抑えられており、10月以降の下げトレンドはなお継続しているようだ。
英中銀は今週7日に金融政策委員会(MPC)を開催するが、先週のリーブス英財務相の秋季予算案に対する英中銀の評価がポンドをやや下支えする可能性があるとの指摘が出ている。英中銀の評価では、予算案で計画されている公的部門への歳出増により、利下げのペースが遅くなることが示唆される可能性があるという。僅かではあるが、それはポンドにとってプラスに働くだろうと指摘。また、今週のMPCでは0.25%ポイントの利下げが見込まれている。
なお、明日の米大統領選挙の結果が、英中銀の具体的なフォワードガイダンスに影響する可能性は低いとも述べた。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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