スターマー英首相 キャピタルゲイン税の39%への引き上げの臆測は的外れ=NY為替
きょうもドル高が優勢となる中、ポンドドルは下値模索を続けており、一時1.3030ドル近辺まで下落する場面が見られた。1.30ドル台は維持されているものの上値は重く、1.30ドル割れをうかがう展開は続いている状況。
スターマー英首相が国際投資サミットが開かれているロンドンでインタビューに応じ、一部で流れているキャピタルゲイン課税の39%への引き上げ検討の臆測について「的外れ」だと一蹴した。企業寄りの姿勢を投資家にアピールしている。ブルームバーグが伝えた。
同首相は今月30日に予定されている秋季予算報告を前に企業や投資家に冷静さを促したかたったとみられ、通常であれば首相がリーブス財務相が検討する方針等についてコメントすることはない。
ただ、220億ポンドに上る財政赤字を埋めるためにリーブス財務相はある程度のキャピタルゲイン課税の強化は打ち出すと見られている。労働党は選挙公約で、財務省の主な財源である国民保険料や所得税、付加価値(VAT)税の引き上げを否定している。なお、現在の英国のキャピタルゲイン課税は最高で28%となっている。
GBP/USD 1.3046 GBP/JPY 195.53 EUR/GBP 0.8358
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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