【本日の見通し】米雇用統計を控えて一進一退の動きか
【本日の見通し】米雇用統計を控えて一進一退の動きか
前日の海外市場では、米国が独立記念日で休場となる中、ドル円は小幅な値動きとなった。ドル円は161円を一時割り込んだ後は底堅い動きを見せて、161円30銭近辺まで戻りを見せた。
今日は6月の米雇用統計の発表を控えており、それまではあまり目立った値動きはないとみられる。このところの米経済指標はさえないものも多くみられた。ただ、米雇用統計の結果次第では大きく上下に振れる可能性があり、注意しておきたい。
事前予想では、非農業部門雇用者数は19.0万人増(前回は27.2万人増)、失業率は4.0%(前回4.0%)となっている。平均時給の予想は、前月比0.3%増、前年比3.9%増となっており、それぞれ前回の0.4%増、4.1%増から減速する見通し。
非農業部門雇用者数は予想を上回るとドル買いに、下回るとドル売りに傾きやすい展開か。ただ、ドル売りに振れたとしても、押し目買い意欲の強さから大きくドル円が崩れることはないとみられる。
ユーロドルは1.07台後半から1.08台前半まで上昇を見せた。小幅な値動きながら堅調な推移を見せている。米雇用統計の発表までは1.0800近辺で一進一退の動きになるとみられる。
ユーロ円は173円80銭台まで下落した後、174円30銭台まで戻している。ユーロドルやドル円の動きに左右されやすい展開となりそうだ。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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