【海外市場の注目ポイント】ECB理事会など
日本時間午後10時15分に欧州中央銀行(ECB)理事会の結果や声明が発表され、同午後10時45分にラガルドECB総裁の会見が行われる。市場では政策金利は現行の4.50%に据え置かれることが確実視されている。政策金利の据え置きは織り込み済みで、声明やスタッフ予測、ラガルドECB総裁の会見が焦点になっている。ラガルドECB総裁は2月23日に「1-3月期の賃金データはECBの判断にとって重要になる」と述べていた。1-3月期のユーロ圏妥結賃金が発表されるのは5月23日であり、ラガルド総裁が会見で利下げの議論は時期尚早との見解を示し、早期利下げ観測をけん制するようであれば、ユーロが買われる可能性がある。
また、日本時間午後10時半には1月の米貿易収支の発表、同8日午前0時にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の米上院銀行委員会での議会証言、同8日午前1時半にはメスター米クリーブランド地区連銀総裁の講演、同8日午前3時15分にはメスター米クリーブランド地区連銀総裁のテレビインタビューも予定されている。1月の米貿易収支は、大方の予想が635億ドルの赤字となっており、前月の622億ドルの赤字から赤字幅が拡大すると見込まれている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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