ドル円は東京安値を一時割り込むも続かず=ロンドン為替概況
ドル円は東京安値を一時割り込むも続かず=ロンドン為替概況
ドル円は米債利回りの低下を受けて、東京午前の安値147円20銭を割り込み、147円16銭を付けた。米債利回りの低下が一服したこともあり、その後反発。147円55銭を付けた後、147円20銭近くまで下げるなど、一方向の動きにならなかった。
今日、明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、積極的な取引を手控える動きとなり、一方向の動きにならなかった。金曜日の米雇用統計を前に。今晩の午前0時に発表される米雇用動態調査(JOLTS)やコンファレンスボード消費者信頼感指数が注目されており、発表前に動きにくくなっている面もあった。
ユーロドルは朝方ポンドドルの下げにつれ安となる形で1.0810近くまで下げたが、その後ユーロ買いとなった。ユーロ圏第4四半期GDPは予想通り前期比横ばいとなり、ぎりぎりで2期連続マイナス成長のテクニカルリセッション入りを逃れた。予想通りということもあり市場の反応は限定的となった。
ユーロ円は東京市場からの頭の重さが朝方は継続し、159円20銭近くを付けた。その後ドル円の反発もあって159円60銭台まで上昇。その後159円台半ば前後でのもみ合いを経て、159円80銭台まで上昇した。
ポンドドルは東京市場で下値を支えた1.2700を割り込むと、短期筋の売りを誘いポンド売りが強まった。1.2700前後が重くなる中、1.2670近くまで下げている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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