豪ドルの下げきつい 予想下回る豪雇用統計に中国景気減速懸念 中国新築住宅価格の下落幅が拡大
豪ドルの下げきつい 予想下回る豪雇用統計に中国景気減速懸念 中国新築住宅価格の下落幅が拡大
豪ドルの下げがきつい。豪州9月の雇用統計で雇用者数が予想を下回ったほか、正規雇用者数が減少に転じたことを受け、豪中銀の追加利上げ観測が後退しつつある。中国の景気減速も懸念されている。
中国の新築住宅価格は9月に下落幅を拡大、4カ月連続でマイナスとなり昨年10月以来の落ち込みを記録した。中国政府による不動産下支え策にもかかわらず回復する兆しが見られない。不動産大手の恒大集団や碧桂園の経営危機問題を受け購入を控える動きが強まっているもよう。
豪ドル円は今朝の高値95円ちょうど付近から94.30円台まで下落。対ドルで0.6%下落している。NZドルも連れ安。NZドル円は今朝の高値87.80円付近から87.30円台まで下落。対ドルでは0.4%下落。
豪追加利上げ観測後退でも豪州株は下げ幅を縮小せず、1.4%安。不動産や資本財、素材、金融など幅広い銘柄が下落している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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