日銀次期総裁人事巡り不安定な動き=東京為替概況
日銀次期総裁人事巡り不安定な動き=東京為替概況
先週末の米雇用統計が驚異的な好結果となったことを受けて131円台まで上昇して先週の取引を終えたドル円。6日の午前2時ごろ、日経新聞がWEBサイトに政府・与党が雨宮副総裁に日銀の次期総裁就任を打診と報じたことで、一気に円売りが進んで始まった。オセアニア市場で132円56銭を付けたドル円は、鈴木財務相が何も聞いていないと発言したことを受けて131円50銭台まで下落。その後132円台を回復し132円40銭前後を付けたが、磯崎官房長官がそのような事実はないと否定したことで131円70銭台まで下落するなど、不安定な動きを見せた。その後再び132円台を回復の場面が見られたが、午後は調整もあって上値が重くなり131円台後半推移となった。
円主導の展開で、先週末大きく下げたユーロドルなどは落ち着いた動き。1.0781を付けた後、1.08台を回復の場面も、値幅は26ポイント。
ユーロ円は朝方143円手前まで大きく上昇。鈴木財務相の否定で142円割れ、その後142円80銭前後まで上昇など、激しい動きを見せた。午後はドル円ン同様に調整が入っていろい、142円台前半での推移。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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