予想下回るISM指数にドル売りの反応 ドル円は110.60円付近=NY為替速報
日本時間23時に発表になった6月のISM非製造業景気指数は60.1と前回から低下し予想も下回った。前回5月分のが統計開始以来の過去最高水準だったこともあり反動が出たものと思われる。詳細を見ると雇用指数は50を下回っている。先週発表の製造業も雇用は判断の分岐点となっている50を下回っており、米企業が人材確保に苦悩している様子が示されている。
米サービス業のセンチメント改善は引き続き示されているものの、FRBの早期資産購入ペース縮小観測が後退している中で、少なくともFRBのタカ派姿勢の強化を示す中身ではなさそうだ。
この数字を受けて米国債利回りは下げ幅を拡大しており、米10年債は1.35%台まで一時低下。それと伴にドル円も売りの反応を示しており、110.60円付近に値を落としている。
ISM非製造業景気指数(6月)23:00
結果 60.1
予想 63.5 前回 64.0
ISM非製造業景気指数(6月)詳細
総合 60.1(64.0)
事業活動 60.4(66.2)
新規受注 62.1(63.9)
雇用 49.3(55.3)
入荷水準 68.5(70.4)
仕入価格 79.5(80.6)
輸出 50.7(60.0)
輸入 58.2(50.4)
()は前回
USD/JPY 110.59 EUR/USD 1.1836 GBP/USD 1.3828
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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