英短期金融市場では利上げ開始を22年6月から8月に後退=NY為替
ポンドドルはNY時間が本格化して、下げ渋る動きを見せているものの、1.39ドル台前半と軟調な展開が続いている。本日の英中銀金融政策委員会(MPC)はネガティブ・サプライズとなったようだ。
市場がかなり強気で事前に見ていたこともあるが、政策委員9名のうち8名が現状維持に投票し、資産購入枠の縮小を主張したのはホールデン委員1人だけだったことが、失望感を強めた模様。ホールデン委員は資産購入枠の500億ポンド縮小を主張していた。
今回の結果を受け短期金融市場では早期利上げ期待を後退させており、0.15%の利上げ開始を従来の2022年6月から8月に後退させている。
ポンドドルは再び本日1.3950ドル付近に来ている100日線を下回る動きが出ており、明日以降の動きが警戒される。
GBP/USD 1.3919 GBP/JPY 154.18 EUR/GBP 0.8580
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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