ドル円は小動き、ユーロドルは前日高値を上回る=東京為替前場概況
東京外為市場、ドル円は108.00円前後で小幅な値動き。米国債利回りの低下を受けたドル安の一方で、108円割れでは本邦企業の実需の買いが観測されているとされ、方向感は出ていない。日経平均株価は大幅上昇となっているが、時間外取引の米国株先物は弱含んでいるため、リスク選好の円安の動きは限定的のもよう。
ドル安地合いの中で、ユーロドルは1.2047ドル付近までじり高となり、前日高値をわずかながら更新。ただ、欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表とラガルド総裁の会見を今夜に予定しており、様子見ムードが強い中、上値を追う展開には至っていない。
ポンドドルもドル安によって、1.3945ドル付近までじり高。ただ、前日に続いて日足の一目均衡表で雲の上限がレジスタンスとして意識されており、上値は重い。
前日に急上昇したカナダ円は原油価格の上昇一服を背景にした産油国通貨売りで、やや弱含みの展開。本日高値86.52円近辺から、86.37円付近まで軟化している。
日経平均株価は大幅反発。前引けでは前営業日比591.38円高の2万9099.93円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=107.99円、ユーロドルは1ユーロ=1.2045ドル、ユーロ円は1ユーロ=130.07円、ポンド円は1ポンド=150.58円、豪ドル円は1豪ドル=83.77円、NZドル円は1NZドル=77.85円、スイス円は1スイスフラン=117.91円、カナダ円は1カナダドル=86.42円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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