- 有事のドル買い(ゆうじのどるがい)
戦争・紛争などの有事において、為替市場の変動が予測されるとき、流動性の高いドルを買おうという動きのこと。過去の例では、1990年に発生したクウェート侵攻や、2006年のレバノン侵攻がある。 【 有事のドル売り】2001年 […]
- NYオプションカット(にゅーよーくおぷしょんかっと)
「NYオプションカット」とは、カットオフタイムとも呼ばれる、「通貨オプション」の権利行使の最終的な締め切り時間のこと。 NYオプションカットの時間帯は、日本時間で24時(夏時間は23時)。 通貨オプションとは、あらかじめ […]
- タカ派(たかは)
「タカ派」「ハト派」は、もともとは政治で使われる政治用語で、経済の分野では経済状況にたいして強気なスタンスであり、利上げ賛成派を指す。 鷹の方が鳩より強く強硬派、鳩は平和の象徴であり、穏やかだということになぞらえた言葉。 […]
- V4(ぶいふぉー)
- ロンドンフィキシング(ろんどんふぃきしんぐ)
- 通貨先物取引(つうかさきものとりひき)
- 外為法(がいためほう)
- 為替オプション(かわせおぷしょん)
- 為替ディーラー(かわせでぃーらー)
- ギブン(ぎぶん)
- インターベンション(いんたーべんしょん)
- 覆面介入(ふくめんかいにゅう)
通貨当局が介入を行う際に、介入を行っていることを公表せずに、秘密に行うこと。
- 購買力平価説(こうばいりょくへいかせつ)
外国為替は、長期的には各国通貨の対内購買力の比によって決まるという為替相場決定理論。カッセルによって唱えられた。
- 通貨オプション(つうかおぷしょん)
オプション取引のうち、その対象が外国為替のもの。為替オプションとも言う。
- 有事のスイス買い(ゆうじのすいすがい)
元々有事の際にはドルが買われることが主流であった(有事のドル買い)が、米国が紛争などの当事者になることが多くなり、永世中立国であり紛争などの事態にたいするリスクが低いとみなされたスイスが買われることが多くなってきた。 こ […]
- 東京時間(とうきょうじかん)
日本、香港、シンガポールなどアジア地域の取引参加者が市場全体の取引の中心となる時間帯のこと。一般的に午前8時から午後3時ごろのことを指す。 FXを含む外国為替市場では取引所を介さない相対取引が中心で、株式市場のように各国 […]
- 為替介入(かわせかいにゅう)
通貨当局が行き過ぎた外国為替相場の是正もしくは抑制を目的に、外国為替市場で売買を行うもの。 インターベンションとも言う。
- 外国為替証拠金取引(がいこくかわせしょうこきんとりひき)
FXともいう。業者に証拠金を預け、外国為替取引を行うもの。
- 委託介入(いたくかいにゅう)
中央銀行が介入を行う際に、取引時間帯が自国で活発に取引が行われる時間帯でない場合に、他の中央銀行に依頼して介入を行ってもらうこと。 日銀が夜中に介入を行う際に、FRBに委託するといった行為。
- 実効為替レート(じっこうかわせれーと)
実効為替レートとは、外国為替市場で通貨の総合的な価値を示すレートのことをいいます。 例えば、ドル円の場合はドルが円に対して強いか弱いかを示していますが、対ユーロではどうか分かりません。ドルに対して円高でも、ユーロに対して […]
- 実需筋(じつじゅすじ)
実需とは外国為替取引において、投機を目的としたものではなく、輸出や輸入など商品の購入・売却や、経営権獲得などのために外国株の購入・売却などを目的とした取引を指す。 実需筋といった場合、そうした実需による取引を行う取引参加 […]
- 口先介入(くちさきかいにゅう)
通貨当局が、実際の市場取引を伴わず、発言などのアナウンスメント効果を通じて為替市場の行き過ぎた動きを是正もしくは抑制しようとするもの。
- 固定相場制(こていそうばせい)
為替相場の変動をまったくもしくはごくわずかしか認めない制度のこと。
- 基軸通貨(きじくつうか)
国際間の貿易・資本取引の決済に使われる決済通貨、格好通貨の価値基準となる基準通貨、各国の通貨当局が外貨準備として保有する準備通貨の性質を兼ね備えた通貨のこと。 現在一般的には米ドルがこれにあたる。
- 外国為替ディーラー(がいこくかわせでぃーらー)
外国為替市場で、外国為替取引を行う人のこと。トレーダーともいう。 狭義には、銀行間取引を担当するインターバンクディーラーを指す。 その他顧客担当のカスタマーディーラー、先物を担当するフォワードディーラー、為替オプションを […]
- 外国為替市場(がいこくかわせしじょう)
外国為替は、株式や商品のように取引所を通じて行われる取引は一部で、ブローカーや電話、インターネットを通じた為替取引全般のことを外国為替市場という。 狭義には、銀行間の為替市場であるインターバンク市場を指し、広義には、顧客 […]
- 仲値(なかね)
【仲値はその日の基準レート】仲値(なかね)とは、銀行などの金融機関が午前9時55分のレートを元に銀行が午前10時に窓口に公示するレートのことで、TTSとTTBの平均値です。刻一刻と動く為替レートを、取引のたびに銀行に問い […]
- 円キャリー取引(えんきゃりーとりひき)
金利の低い円を借り入れ、高金利国の債券などで運用を行うもの。円借り取引ともいう。 為替証拠金取引におけるレバレッジを掛けたドル円、クロス円のロングは、一種の円キャリー取引ともいえる。
- 円投(えんとう)
円を外貨に買えて運用すること。円投入。
- 円転(えんてん)
輸出や投資などで獲得した外貨を日本円に換えること。円転換。
- 協調介入(きょうちょうかいにゅう)
各国の通貨当局が強調して行う為替介入のこと。
- ルーニー(るーにー)
カナダドルの愛称。 1カナダドル硬貨の表面に描かれている水鳥アビ(英名Loon)に由来する。
- ユアーズ(ゆあーず)
インターバンク市場において、売りを行うこと。ギブンとも言う。 ⇔マイン
- メジャーカレンシー(めじゃーかあれんしー)
ドル、円、ユーロ、ポンド、スイスフランの5通貨のこと。世界中の外国為替市場で多くの参加者が取引している通貨。 07年4月時点でBISが調べた通貨流通量を見ると、前述の5通貨がトップ5ではあるが、スイスと第6位の豪ドルの差 […]
- マイン(まいん)
インターバンク市場において、買いを行うこと。 ⇔ユアーズ
- マイナーカレンシー(まいなーかあれんしー)
メジャーカレンシー以外の通貨。
- ピップス(ぴっぷす)
pipsとはFXの値幅を表す際に使用する単位で、その通貨の最少単位の「100分の1」を表しています。 【pipsって具体的にいくらなの?】 ・対円通貨の場合(米ドル/円、豪ドル/円、ユーロ/円など)「1円の100分の1= […]
- ノンデリバラブルフォワード(のんでりばらぶるふぉわーど)
為替取引において、現地通貨の受け渡しを行わず、取引レートと決済レートの差額を米ドルなど主要通貨を使って行うもの。NDFとも。 当該通貨の取引に制限があるもの、流動性が低いものなどに利用され、中国人民元、韓国ウォンなどが対 […]
- スターリング(すたーりんぐ)
ポンドの愛称。
- スクエア(すくえあ)
スクエアとはポジションがない状態。または、FXでポジションを閉じることをいいます。ノーポジションにする=ポジションをスクエアにする、は同義語です。 また、同じ数量で両建てを行いポジションの損益が動かないようにロックするこ […]
- ケーブル(けーぶる)
ポンドの愛称。
- クロス取引(くろすとりひき)
ドルを介さない取引。 ユーロ円などのクロス円、ユーロとポンドの組み合わせであるユーロポンドなどがあたる。 外国為替市場では90%弱がドルを介した取引であり、クロス取引は少数派となる。
- クロス円(くろすえん)
ドルを介さないクロス取引のうち、対円のもの。 ユーロと円の取引であるユーロ円など。
- キウィ(きうぃ)
NZドルの愛称。
- オージー(おーじー)
豪ドルの愛称。
- ZAR(ざーる)
南アフリカ共和国の通貨であるランドのISO(国際通貨)コード。 南アフリカは金やプラチナの産出量世界一(プラチナは世界産出量の約8割)を誇る資源国であるとともに、2008年2月時点の政策金利が12%あるなど、高金利でも知 […]
- TTS(てぃーてぃーえす)
午前9時55分のレートを元に銀行が午前10時に窓口に公示するレートのうち、銀行が顧客に提示する外貨の売値。 米ドルの場合、仲値に手数料として1円が乗せられていることが多い。電信売相場ともいう。
- TTB(てぃーてぃーびー)
午前9時55分のレートを元に銀行が午前10時に窓口に公示するレートのうち、銀行が顧客に提示する外貨の買値。 米ドルの場合、仲値に手数料として1円が差し引かれていることが多い。電信買相場ともいう。
- IEモデル(あいいーもでる)
IEとはInternalExecution(内部約定)の略。 FX業者が顧客から受けた注文に関して、カバー先とどういうヘッジ取引をするかとは関係なく顧客の約定を自分自身で判断するもの。 顧客との約定に関して、ディーラーの […]
- EEモデル(いーいーもでる)
EEとはExternalExecution(外部約定)の略。FX業者が顧客からの注文を全てカバー先に投げ、カバー先が約定を返したときのみ、紐づいた顧客注文を約定させるというもの。 カバー先のプライスと顧客に提示するプライ […]
- 為替変動リスク(かわせへんどうりすく)
- 為替ヘッジ(かわせへっじ)
一定の為替レートで外貨と円貨を交換する契約を結び為替の変動による損失(為替リスク)を回避することです。為替ヘッジを行なうものと、行なわないものがありますが、それぞれのメリット、デメリットは以下のようになります。 <投資タ […]
- 為替リスク(かわせりすく)
為替相場の変動の影響によるリスクのことで、為替変動リスクとも言います。 海外の市場に投資する場合、投資先である市場の価格変動リスクに加えて、為替リスクにも配慮する必要があります。 為替レートを大きく動かす要因は、貿易収支 […]
- ヘルシュタット・リスク(へるしゅたっと・りすく)
外国為替取引の決済で2つの通貨の決済に時差があるために、決済相手が倒産などで、支払った対価の通貨を受け取れなくなるリスクのことです。 西ドイツの大手銀行であったヘルシュタット銀行は、為替投機の失敗から莫大な損失を出し、1 […]