ドル円はリスク選好もあり、堅調=東京為替概況
ドル円はリスク選好もあり、堅調=東京為替概況
ドル円は前日の市場から続くドル高円安の流れが継続した。昨日の海外市場で154円00銭前後が重くなったが、朝の市場で同水準をしっかり超えると、仲値前後でいったん上昇分を打ち消し153円90銭前後までドル売りが出たが、すぐにドル高に復し、昼前に154円50銭超えまで上昇。その後も高値圏もみ合いとなり、午後に154円65銭を付けた。
ユーロ円は165円70銭台でスタート、ドル円の上昇もあり166円台を付け、166円48銭まで上値を伸ばしている。
ユーロドルは1.07台後半でもみ合い。朝からのレンジは22ポイント。
13時半に豪中銀金融政策会合の結果が公表された。政策金利は据え置きとなった。2024年末時点での物価見通しが引き上げられ、声明ではインフレの高止まりを警戒という姿勢が示された。しかし、市場はより積極的な利上げへの動きを期待しており、発表後は豪ドル売りとなった。対ドルで0.6625前後から0.6598までいったん下げ、少し戻すも再び売りを試した。対円でも102円40銭前後から102円割れまで急落。いったん102円10銭台に戻すも101円80銭割れまで下げた。
MINKABUPRESS 山岡和雅
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執筆者 : MINKABU PRESS
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