FRBとその他中銀との相違から、ドル買いは理に適っている=NY為替
ドル円は155.60円近辺で推移しており、買い戻しが続いている。しかし、ユーロドルやポンドドルなど他の通貨ペアでは、ここ数日のドル買いは一服といった状況。そのような中、米株式市場が底堅く推移していることや、米国債利回りも上昇していることで、ドル円は買い戻しが続いており、155円台に再浮上している。
ドル自体は先週のFOMCや米雇用統計を受けた下げから、今週に入って買い戻しが見られており、一部からはFOMC後の弱さが薄れているとの指摘も出ている。
先週のFOMCでパウエル議長は利上げのハードルを引き上げ、次の行動は利下げとの認識を示していた。それを受けてドルは下落したが、これに対する市場の反応は確かに行き過ぎだったと指摘。FRBとその他のECBなどの中銀との政策見通しの相違という点で、ドル買いは理に適っているという。
USD/JPY 155.57 EUR/USD 1.0749 GBP/USD 1.2490
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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