アジア株はまちまち、材料難で方向感に欠ける 上海株は0.4%安、週末のCPI・PPIへの警戒感高まる
アジア株はまちまち、材料難で方向感に欠ける 上海株は0.4%安、週末のCPI・PPIへの警戒感高まる
東京時間14:04現在
香港ハンセン指数 18403.89(-75.48 -0.41%)
中国上海総合指数 3134.75(-12.99 -0.41%)
台湾加権指数 20662.57(+9.04 +0.04%)
韓国総合株価指数 2739.85(+5.49 +0.20%)
豪ASX200指数 7790.50(-2.82 -0.04%)
インドSENSEX30種 73328.00(-183.85 -0.25%)
アジア株はまちまち、材料難で方向感に欠ける。
香港株と上海株は0.4%安。どちらも約8カ月ぶり高値圏にあることから週後半に予定されている中国経済統計を前に利益確定の売りに押されている。米中対立激化もやや懸念されている。
中国各地での住宅購入規制緩和や労働節連休中の消費回復は引き続き好感されており下値では買い戻しの動きも見られる。労働節5日間の中国全土の小売・飲食業の売上高は前年同期比で6.8%増加したほか、国内旅行者数はコロナ禍前の2019年比で28%増加した。
週後半に発表される統計への警戒感は高まっている。あすは4月の中国貿易統計があり、11日は4月の消費者物価指数と生産者物価指数が発表される。PPIは18カ月連続でマイナスとなる見込みだが下落ペースはやや鈍化すると予想されている。CPIは3カ月連続でプラスとなることが予想されている。
香港市場では中国石油化工や中国石油天然気、中国海洋石油などエネルギー関連が上昇している。JDドットコムやシャオミなどハイテク関連の一角も上昇している。一方、龍湖集団や華潤置地、新世界発展など不動産株は総じて下落している。
上海市場でも不動産株が総じて下落。金地集団は5%超安、北京首都開発は3.6%安、信達地産は3.3%安、保利置業集団は2.6%安。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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