ユーロが堅調、ドル円は106円近辺離れず=ロンドン為替概況

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ユーロが堅調、ドル円は106円近辺離れず=ロンドン為替概況

 5日のロンドン市場は、全般にドル売りが優勢。特にユーロドルが堅調で、1.11台後半へと上伸している。ドル円は東京市場での105円台後半からは下げ渋っており、一時106.30台まで反発する場面があったが、足元では106円近辺へと上値が重い展開。ポンドドルは序盤に1.21ちょうど近辺まで下押しされ、合意なき離脱への警戒感の根強さが示された。しかし、英非製造業PMIが改善したことをきっかけに反発しており、1.21台後半へと買われている。対ユーロでは引き続き売りが優勢も、ユーロポンドは0.92台乗せ寸前で上昇一服。米中貿易戦争の激化が警戒されており、欧州株や米株先物は大幅安。米10年債利回りは1.74%近辺まで低下するなどリスク回避の状況が続いている。ただ、米債利回り低下のドル売り圧力の受け入れ先としてユーロやポンド買いを誘った面があったようだ。一方、豪ドルやNZドルは上値重く推移。今週は豪州およびNZ中銀の金融政策会合が行われる。米中の対立を軸に世界経済の成長鈍化が警戒されており、ハト派政策への思惑が優勢のようだ。

 ドル円は106円近辺で取引されている。東京市場で105.79レベルの安値をつけたあとは下げ渋っている。ロンドン序盤には106.35近辺まで反発する場面があった。一部報道によると、中国は「米国産農産物購入が無い」との米政府による非難は真実ではないと反論したという。ただ、その後は再び106円割れとなる場面があるなど上値重く推移している。欧州株や米株先物(時間外取引)は、週明けも大幅安。米10年債利回りは1.74%近辺まで低下した。

 ユーロドルは1.11台後半での取引。東京市場での1.1125近辺での揉み合いを上放れると、買いの流れが続いている。ロンドン序盤は対ポンドでのユーロ買いが優勢。その後はユーロ円の上昇も加わった。米債利回りの低下がドル売り圧力となっており、ユーロがその受け入れ先として買われやすい面もあったようだ。ユーロ円は欧州株の大幅安にも動じず117円台後半から118.50近辺へと反発している。ユーロポンドは0.91台後半から0.9199レベルまで買われたが、大台乗せには至っていない。この日発表された一連の欧州非製造業PMIは予想と比較して好悪まちまちだったが、総じて50超の水準を維持していた。ノボトニー・オーストリア中銀総裁は雑誌インタビューで、一段の金融刺激策が景気浮揚に強く作用するかは疑問、QEの再開が必要だとは考えていない、と述べた。

 ポンドドルは1.21台半ばでの取引。序盤は売りが先行した。合意なき離脱への警戒感は根強く、ポンドドルは1.2101レベルまで下押しされた。ただ、大台割れは回避されており、その後は反発に転じた。この日発表された英非製造業PMIは予想を上回り、ポンド買いのきっかけとなっていた。1.2160近辺とロンドン序盤に下げを消した。ポンド円は128.18近辺まで下押しされたあとは一時129円台を回復と下に往って来い。ユーロポンドは買い先行も0.92台乗せには至らず、0.91台後半のポンド安・ユーロ高水準で揉み合っている。EU報道官は、英国がアイルランドとのハードボーダー回避のコミットを尊重すること期待、再交渉に応じずとの我々の立場に変わりない、などとしており、表面的にはジョンソン英首相との話し合いに友好姿勢を示しているが、譲歩の可能性は感じられない。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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