【海外市場の注目ポイント】植田日銀総裁会見
日本時間午後3時半から植田日銀総裁が会見する。日本時間きょう昼過ぎに日銀金融政策決定会合の結果が明らかになり、政策金利は予想通り0.50%程度に据え置かれたものの、2人の委員が政策金利を0.75%程度に引き上げることを提案していたことを受け、市場では日銀の早期追加利上げの思惑が広がっている。植田総裁は前回の会合後の会見で、米国の関税政策による日本経済への影響をめぐり、「今後出てくるデータを、予断を持たずに丁寧にみていきたい」、「一気に霧が晴れるということはなかなかないのかなというふうに思っている」と述べていた。植田総裁が今回の会見でも米国の関税政策が日本経済にどう影響を及ぼすかについて慎重に見極める考えを示し、追加利上げを急がない姿勢がうかがえるようであれば、日銀の早期追加利上げ観測が後退し、円が売られる可能性がある。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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