日銀タカ派利上げか、ドル円一時154.80円に下落も下げ渋る 海外勢の反応見極め
日銀タカ派利上げか、ドル円一時154.80円に下落も下げ渋る 海外勢の反応見極め
市場は日銀の12月利上げを織り込みつつある。日銀が12月に利上げを実施し、その後も利上げ継続姿勢を維持する見通しだと関係者の話としてブルームバーグが報じた。
来年の賃上げは労使ともに前向き姿勢が維持されるなど良好な内容が期待されるほか、関税政策と米経済の先行き不確実性が低下しているため、政策の打ち止め感は出さない見通しだという。きのうはロイターが高市政権が日銀の利上げ判断を容認する構えと報じていた。
日銀のタカ派利上げ観測が高まっている。BBG報道を受けドル円は一時154.80円まで下落したが、その後は下げ渋っている。東京時間では動きは控えめだが、このあとの欧米市場がどう反応するか。
今夜の米PCE価格指数や来週のFOMCを前に円相場は動きが鈍い可能性がある。ただ、PCE価格指数が弱い結果となれば来年の米利下げ観測が高まり、ドル売り・円買いが強まる可能性も。
執筆者 : MINKABU PRESS
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