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ドル円156円台に上伸、三者会談で円安けん制みられず ポンドは英CPIで売り圧力=ロンドン為替概況

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ドル円156円台に上伸、三者会談で円安けん制みられず ポンドは英CPIで売り圧力=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、円安が進行している。片山財務相が植田日銀総裁、城内経済財政相らと三者会談を行った。市場では円安進行を食い止めるけん制がみられるのか注視していた。しかし、「為替について具体的な話は出ていない」「経済対策の規模感についての話し合いはなかった」などと報じられ、円売りが再燃している。ドル円は156円台に乗せ、1月24日以来の高値水準となった。ユーロ円は181円目前へと買われて最高値を更新。ポンドは日本時間午後4時発表の英CPIの伸びが前回から鈍化したことに売り反応をみせたが、ポンド円は円売りが勝り、高値を205円手前まで伸ばしている。ドル相場はドル円の上昇の影響でややドル買いに振れている。ただ、ユーロドルは1.15台後半での揉み合いにとどまり、ポンドドルは1.31台半ばから一時1.31台割れも、すぐに1.31台に戻している。ユーロ対ポンドでは英CPIの影響を受けてポンド売りが優勢。欧州株や米株先物はこのところの下げが一服し、小高く推移している。このあとの米株式市場引け後に発表される米エヌヴィディア決算が注目されている。

 ドル円は156円台前半での取引。東京昼過ぎに155.21付近まで下押しされた後は、買いの流れに転じている。日本時間午後6時過ぎに実施された財務相・日銀総裁・経済財政相による三者会談が注目された。片山財務相からは市場が警戒していた強い円安けん制は発せられず、掲載対策の規模感についての話し合いもなかったとした。介入警戒感の後退や、財政規模拡大リスクが意識されて円売りが再燃している。156円台乗せから156.30付近まで高値を更新、1月24日以来の円安・ドル高水準となった。

 ユーロドルは1.15台後半での取引。ロンドン朝方の1.1597付近を高値に一時1.1566付近まで下押しされた。ドル円の上伸がドル買いの動きに波及した。しかし、売りは続かずレンジ内で下げ渋っている。ユーロ円上昇が下支えとなっているようだ。そのユーロ円はドル円とともに円安が進行。東京昼過ぎの179.78付近を安値に買われ、ロンドン市場では高値を180.92レベルに更新。再び史上最高値を記録した。対ポンドではポンド安の影響を受けて、ユーロは堅調。

 ポンドドルは1.31台前半での取引。ロンドン早朝の1.3155付近を高値に一時1.3094付近まで下落した。日本時間午後4時発表の10月英CPIの伸びが前回から鈍化したことに売り反応をみせたが、ポンドドルの下落にはドル円上伸によるドル高の波及の影響が大きかったようだ。ポンド円は東京昼過ぎの203.99付近を安値に円売り圧力を受けて上昇。ロンドン時間には高値を204.96付近まで伸ばしている。ユーロポンドは0.8806から0.8837まで上昇、ポンド売りが優勢になっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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