ロンドン序盤は、ポンド安に円安、ドル買いに波及=ロンドン為替
ロンドン序盤は、ポンド安に円安、ドル買いに波及=ロンドン為替
ロンドン序盤の取引は、ポンド安が先行。日本時間午後4時発表の10月英CPIが前年比+3.6%と前回の+3.8%から伸びが鈍化したことに反応した。続く日本時間午後6時台には日銀総裁、財務相、経済財政相による三者会談が開催された。会談後に片山財務相が「為替について具体的な話は出ていない」としたことで、円安けん制を警戒していたマーケットは円売りに反応した。ポンド安と円安の動きを受けて、ドル相場は堅調に推移している。また、欧州株は売り先行も足元ではプラス圏を回復。米株先物も時間外取引で小幅高となっている。リスク回避圧力はやや後退している。
ドル円は155円台半ばから155.99レベルまで高値を伸ばしている。156円台目前の水準だ。1月27日以来のドル高・円安水準となっている。クロス円も総じて堅調。ユーロドルは高値を180.52レベルに伸ばし、史上最高値を再び更新。ポンド円も円売り圧力が勝っており、高値を204.75付近に伸ばしている。
ドルストレートはドル買いに傾いている。ユーロドルは安値を1.1566レベルに広げ、ポンドドルも1.3111レベルに更新している。
USD/JPY 155.97 EUR/JPY 180.46 GBP/JPY 204.59
EUR/USD 1.1570 GBP/USD 1.3117
執筆者 : MINKABU PRESS
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