NZ中銀議事要旨 0.25%と0.50%の利下げを検討
今回の会合でOCRを25ベーシスポイントまたは50ベーシスポイント引き下げる選択肢について議論。
25ベーシスポイント引き下げる根拠
過去の引き下げが引き続き経済に波及し、消費と雇用の伸びに回復の兆しが見られること。
一部の委員は、供給制約と企業へのコスト圧力がインフレ率の上振れリスクとなっていると指摘
金融環境は、OCRの現状水準と将来の見通しに左右。今回の会合でOCRを25ベーシスポイント引き下げ、11月に追加緩和の可能性が高いことを示唆することは、持続的な経済回復をもたらすのに十分な可能性
50ベーシスポイント引き下げる根拠
余剰生産能力の長期化と、それに伴う中期的な経済活動およびインフレへの下振れリスクを強調。
国内のインフレ圧力は予想通り引き続き緩和しており、インフレ圧力が抑制されているとの確信を深めている。
一部の委員は、家計や企業による過剰な警戒感、ひいては経済活動と雇用の低迷が続くリスクを依然として比較的重視。
OCRの大幅な引き下げは、消費と投資を支援する明確なシグナルを発することで、このリスクを軽減する可能性。
全体として、委員会はOCRを50ベーシスポイント引き下げ、2.5%とすることで合意
中期的にインフレ率が目標の中間値である2%付近で持続的に安定するために必要な場合、OCRの更なる引き下げを引き続き検討する用意。

執筆者 : MINKABU PRESS
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