一時ドル高進む=NY為替序盤
一時ドル高進む=NY為替序盤
日本時間午後10時40分現在のドル円は1ドル=147.91円。きょうの為替市場でドル円は日銀金融政策決定会合を受けて振幅。対ポンドでのドル買いもドル全般の上昇につながり、一時148円24銭を付けた。
高値からは調整売りが入り、147円台を付けている。週末を前に行き過ぎた動きには警戒感も出ている。
日銀金融政策決定会合で利上げ主張が2名出たことと、ETFの売却を決定したことが今後の利上げへの期待となり、円買いにつながったが、植田日銀総裁が利上げに向けた示唆などを示さず、期待感が後退した。
ドル全般の上昇を受けてユーロドルは東京昼過ぎの1.1793から1.1729を付けた。ポンドドルでのポンド安ドル高もユーロの重石となった。もっともこちらも行き過ぎた動きには警戒感。安値から反発し、1.1750超えを付けている。
公共部門ネット負債の予想を大きく超える拡大で財政赤字懸念が広がりポンド売りとなったポンドドルは東京午後の1.3560から1.3463と100ポイント近い下げとなった。安値からは反発し1.3490台を付けている。
ユーロ円は日銀後の円高に173円48銭を付けた後ロンドン午前で反発も日銀前の水準に届かず、その後ロンドン午後からNY朝にかけて173.80-174.00を中心としたレンジ取引。
ポンド円は日銀後の下げを英財政赤字懸念で更に更新し、一時199円37銭を付けた。東京朝は200円60銭台を付けていた。安値後の戻りは鈍く、NY朝は199円台半ば前後での推移。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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