ECB、9月に利下げ完了の見通し=NY為替
きょうのユーロドルはNY時間に入って一時1.17ドル台前半に下落したものの、動きが一巡すると下げ渋る動きが出ている。この日の米雇用統計が底堅い米労働市場を示したことでドル高が強まり、ユーロドルは一時売りが強まった。
しかし、ドル安への期待は根強く、ユーロドルは下がったところでは押し目買いが活発に入る模様。ポイントとなっている1.17ドル台を堅持しており、大きな心理的節目である1.20ドルを向けた動きは続いている。
エコノミストは、9月にECBの0.25%ポイントの利下げを予想しており、それにより中銀預金金利は1.75%まで低下し、それが基本的に利下げの終了点だと述べている。ただ、短期金融市場では9月利下げの可能性は50%といったところで、本命は12月利下げを想定している状況。
また、同エコノミストは、今後のユーロ圏の成長はやや鈍化するものの大幅な減速はなく、インフレも2%前後で落ち着いた動きになると予測している。
EUR/USD 1.1759 EUR/JPY 170.47 EUR/GBP 0.8612
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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